1. 連携元システムの概要
Frictioは、ユーザーがMicrosoft Enterprise Application OAuthを通じてアクセストークンを発行、スケジュール管理と会議の文字起こし機能を提供します。
システム名: Frictio
開発・運用会社: 株式会社SYSLEA
システム種別: Webアプリケーション
主な機能: スケジュール管理、文字起こし作成
対象プラットフォーム: マルチテナント対応(任意のMicrosoft 365組織のユーザーが利用可能)
OAuth2.0 使用スコープ:
offline_access: リフレッシュトークンによる継続的なアクセスopenid: ユーザー識別https://graph.microsoft.com/Calendars.Read: 認証されたユーザー自身のカレンダー情報の読み取り専用アクセスUser.Read: 認証されたユーザー自身の基本プロフィール情報の読み取りカレンダー連携の際にFrictioユーザーと一致するかのvalidationに利用
FrictioがMicrosoft Enterprise Application 連携において要求する権限は、すべて委任権限(Delegated permissions)です。アプリケーション権限(Application permissions)は一切使用していません。
2. システム連携目的
主目的: Outlookカレンダーから予定情報を取得し、オンライン会議に対するbot予約の自動化
具体的な処理フロー:
FrictioにMicrosoft Enterprise Application OAuthでサインインしたユーザーのOutlookカレンダー情報を取得
登録されているユーザーのメールアドレスと連携アカウントの照合による認証確認
Teams会議、Zoom会議、Google Meet会議のURLを特定
該当会議に対してbotを自動予約し、文字起こし機能を提供
取得するデータ:
カレンダーの予定情報(件名、日時、参加者、説明欄情報、会議URL等)
ユーザーの基本情報(メールアドレス、表示名)
3. Outlook連携に伴うセキュリティリスク
3.1 想定されるリスク
データ漏洩リスク:
取得したカレンダー情報の不正アクセスや漏洩
会議URLや参加者情報の第三者への流出
アクセス権限の悪用:
OAuth認証後の不正なAPIアクセス
3.2 セキュリティ対策
通信セキュリティ:
TLS暗号化による通信の保護
OAuth2.0による安全な認証フロー
必要最小限のスコープのみ利用
データ保護:
DBでの暗号化保存
運用セキュリティ:
Azureプラットフォームでのログ保管
業務時間中のエンジニア待機による障害対応体制
最小権限の原則に基づくスコープ設定
その他、ご不明点などございましたらサポートまでお気軽にご連絡頂けますと幸いです。
